「頑張ることは大切」と、誰もが小さい頃から、大人やテレビを通じて教わってきました。
ですが、勉強や運動、仕事をしていると「頑張ってもうまくいかない」という悩みが出てきます。
「頑張ることが大事」なのが根付いていると、うまくいかなくても頑張り続けてしまい、結果、精神的に辛くなっていきます。
そこで本記事では、頑張るのをやめてラクに生きる方法を解説します。
筆者自身も10代のころから、頑張っても上手くいかなかった経験をしてきて、35歳のときに頑張るのをやめたら気持ちがラクになり、人生もよくなったからです。
本記事では、以下3つを解説していきます。
・頑張っても上手くいかない原因
・頑張るのをやめる方法
・頑張るのをやめたら得られること
この記事を読み終えることで、頑張るのをやめてもいいというマインドが身に付きます。
頑張っても上手くいかない原因
頑張らないといけない環境
ノルマがある仕事、厳しい上司がいる職場、昔ながらの職場の多くでは、頑張らないと怠け者と思われます。
そのため、「頑張らないといけない」という思いがプレッシャーになり、ミスや空回りを招いてしまいます。
頑張らないといけない環境とは、手が空いたら掃除など、とにかく暇がないようにする環境です。
頑張りを追い込むと、精神的に崩れやすくなります。
頑張ればうまくいくと思っている
残念な結果になったとき、「あんなに頑張ったのに…」と思ったことはありませんか?
頑張ればうまくいくという考えは、間違った考えを起こしやすいです。
勉強で例えるなら、中身を見直さずに勉強時間だけを大幅に増やすことです。
たくさん勉強しても、理解していなかったり、記憶が定着していなければ意味がないですよね。
苦手なことでも、頑張ればうまくいくと思って続けていれば、ずっと苦しい思いをしながら続けることになります。
「頑張ればうまくいく」という言葉を、そのまま鵜呑みにしないようにしましょう。
頑張るのは当たり前だと思っている
わたしたちは小さな頃から、頑張るのは当たり前だと、自然な流れで入ってきます。
結果を残したアスリートや芸能人が、地道に努力している姿をメディアを通して目にするので、頑張ることが大切だと勝手に思ってしまうからです。
頑張って結果を出した人は、もともと才能があったり、適切なやり方で練習したおかげで結果を出すことができました。
ですので、才能がないことや苦手なことに頑張ったり、結果が出ないやり方で頑張っても上手くいきません。
全てにおいて、「頑張るのは当たり前」は通じません。
頑張るのをやめる方法
ハードルを下げる
ハードルを下げると、頑張らずにすみます。
例えば、責任のある仕事を辞めて、比較的軽い仕事に就くことです。
筆者は、正社員を辞めて、派遣の仕事に就きました。
派遣の仕事は、未経験OKの内容なら軽い仕事なので、ハードルが一気に下がり、ラクになりました。
ここで「正社員じゃないといけない」という概念が壊れました。
今まで当たり前・常識だと思っていたことを、どれだけ崩せるかがコツです。
ゴールは長いスパンかクリアしやすい数字にする
目標ができたら、ゴールは長いスパンかクリアしやすい数字にしましょう。
例えば、ダイエットなら1か月で7キロではなく、1キロにするなど。
ここで、無理な設定をすると、ストレスが溜まってしまい、上手くいかなくなります。
「頑張らずに目標をクリアする」ことに焦点を当てることが大事です。
頑張るのをやめたら得られること
ささいなことで幸せを感じる
頑張るのをやめると、ささいなことに幸せを感じやすいです。
なぜなら、時間とゆとりが生まれるので、今まで気づけなかった小さな物事に対して、反応しやすくなるからです。
例えば、湯船につかると気持ちよく感じる、休日の何もしない時間が心地よい、道端のお花の色がキレイなど。
頑張っている時は余裕がないので、身近なことにでさえ幸せを感じません。
頑張ることをやめると、自然と幸せが増えてます。
自分を肯定できるようになる
頑張ることをやめると、自分を肯定できるようになります。
頑張っている時は、苦しくて悲観的になりがちですが、頑張るのをやめると「これでいいんだ」と肯定的な考えになります。
この「これでいいんだ」という始めの一歩が大切です。
そこから少しずつ、これもやってみようかな、などポジティブな考えが思いつくようになります。
頑張るのをやめると、自分を肯定できるようになり、自然と考え方がいい方向になります。
まとめ
頑張るのをやめてラクに生きる方法を解説してきました。
頑張っても上手くいかない原因は、「頑張るのが当たり前」という考えが根付いていて、それが知らず知らずに自分を苦しめているからです。
頑張ることをやめると、一気にラクに感じます。
手っ取り早いのが、ハードルを下げることです。
難しい仕事、高い目標は、頑張らないとクリアできません。
「いかに頑張らずにできるか」がカギです。
そして、余裕ができてゆとりが生まれると、身近なものに幸せを感じ、自然と考え方が肯定的になります。
頑張ればうまくいく人は、ほんの一部です。
そういった人たちがメディアに映し出されるので、私たちは錯覚してしまいます。
頑張っても上手くいかなくて辛いなら、簡単にできることに切り替えたほうが、ラクに生きることができますよ。