この記事は上司の立場である人向けです。
私は転職回数が多く、色んな上司を見てきたなかで、嫌われる上司の共通点を発見しました。
嫌われている上司のせいで、同期や後輩が退職した経験をもっています。
何もしていないのに、どうして部下から嫌われると思いますか?
それは上司が無意識的に、部下に対して高圧的な態度をとっているからです。
罵声やイライラを部下にぶつけていませんか?
使えない、言うこときかない、不器用なヤツと思っていませんか?
そんな目線になっていると、部下は上司が怖くなり、嫌になって退職します。
昔は何があっても耐えるのが当たり前でしたが、今は違います。
今の時代は、部下に対して優しくしないと、どんどん辞めていきます。
そうなれば、上司自身のマネジメント能力が疑われ、今のポジションから降格になる可能性があります。
そうならないために、嫌われる上司の特徴6選を読み、当てはまるところがあるかチェックしてみませんか?
当てはまる数が多ければほぼ無理ですが、少しであれば本人の努力次第で、変わることができます。
改善方法も解説するので安心してください。
嫌われる上司の特徴6選
嫌われる上司の特徴は、態度や口調が悪いところです。
普段からこのような感じだと自分で気づくことがないので、態度を改めることがありません。
怖いと思わせる態度や接し方をすると、部下は上司のことが苦手になり、限界を感じて退職します。
ここでは嫌われる上司の特徴6つを解説しますので、当てはまる箇所があるかチェックしてみてください。
高圧的な態度をとる
ふだんから高圧的な態度をとっていませんか?
絶対に逆らえないような威圧感、雰囲気が怖い、話しかけづらいような態度です。
こんな感じでいると、部下は上司に萎縮してしまい、苦手だと思うようになります。
高圧的な態度のままでいると、職場の雰囲気も悪くなり、みんな上司が嫌いになってしまいます。
空気が悪いと仕事もしづらく、辞めたいな…と転職を考える部下が増えていきます。
細かい指摘が多い
細かい指摘が多いと部下は疲れます。
本当に必要なところであれば、その指摘は受け止めますが、どうでもいいことに対して、細かい指摘をする上司だと部下はウンザリします。
この細かい指摘は、大抵上司の好みによるもので、会社にとっては本当にどうでもいいことです。
自分の好みで細かい指摘をするのは、部下から嫌がられる要因のひとつです。
否定ばかりして褒めない
否定ばかりして褒めないでいると、部下は自分の人格を否定されていると思ってしまい、自信を失います。
部下は、否定されることが悔しいとは1ミリも思いません。
むしろモチベーションが下がる一方で「ここにいても楽しくないから辞めたい」と思います。
上司は、そんな部下の気持ちが分かりません。
おそらく上司自身も、若いころは怒られながら仕事をしてきたので、現代でもそれが当たり前だと勘違いし、同じ育成方法をとっているんだと思います。
昔と現代では働き方が変わっている、ということを認識しましょう。
そのままでいると「ズレた人」と認識されます。
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理不尽な八つ当たりする
イライラして、部下に理不尽な八つ当たりをしていませんか?
部下自身は特に何もしていないのに、なぜか怒られたり、冷たくされたりする。
こういったことをされると、職場の雰囲気が悪くなり、「自分が何か気に障るようなことをしてしまったのでは」と考えてしまう人も出てきます。
上司が理不尽な八つ当たりをする理由は、上の立場だからこそどう振る舞っても構わない、気が強く感情がむき出しになる性格だからです。
それが周りに迷惑をかけているとは全く思っていません。
職場にいる人からすれば、迷惑行為です。
口が悪い
これは男性上司に当てはまることが多いのですが、怒っていたり不機嫌だと口が悪くなります。
例えば平気で罵声を言ったり、相手を問い詰めるような言い方をすることです。
普段の口調はふつうなのに、機嫌が悪いときだけ口が悪くなる上司を見た部下は、その上司に幻滅してしまい、「上司って、怒ると怖いんだ…」と普段の上司を見てきたからこそ不信感を抱きます。
口が悪い上司は尊敬されません。
機嫌が悪くて職場をピリピリさせる
機嫌が悪くて職場をピリピリさせていませんか?
部下はそのせいで働きづらくなっています。
上司の機嫌が悪くなる原因は、
・上司のさらに上の上司から注意を受けた
・忙しい
・売上が悪い
・イレギュラーなことが起こった
この4つが主な原因です。
これらが原因で機嫌が悪くなり、その態度が職場をピリピリさせます。
「機嫌が悪くなるのは仕方がない」と思っていては、周りのことを考えていない協調性の欠けた上司とみなされます。
嫌われる上司から好かれる上司への改善策
嫌われる上司の特徴6選にいくつ当てはまりましたか?
少しだけなら、まだ改善の余地があります。
すぐには無理でも少しずつ変えていき、信頼関係が修復できるようにしましょう。
ここでは好かれる上司になれる改善策を解説します。
ミスしても寛容になる
部下がミスしても怒らないようにしましょう。
部下が恐れているのは、ミスして上司に怒鳴られることです。
ここで怒鳴ってしまうと部下は萎縮してしまうので、ミスしても寛容になり「つぎ気をつけたらいいよ」とアドバイスしましょう。
すると部下は、優しくしてくれた上司のおかげで、安心して仕事に取り組めます。
寛容になると、部下は上司を信頼するようになり、お互いコミュニケーションを取りやすくなります。
干渉しすぎない
部下の行動を細かくチェックしていませんか?
過度な干渉はよくありません。
干渉される部下は、ずっと監視されている状態になるので、仕事がしづらくなります。
部下との距離は、近すぎず離れすぎずの状態がベストです。
「わからないことがあれば言ってね」と声をかけて、質問を受けたときだけ丁寧に教えるようにしましょう。
こうすることで、部下にとって仕事しやすい環境ができます。
たまに話しかけてコミュニケーションを取る
信頼関係が修復できたら、たまに話しかけるようにしましょう。
適度に話しかけてくれるのは、部下も嬉しいと感じるからです。
例えば、「好きな音楽は何?」「どんなテレビ見てるの?」など部下が答えやすい会話をするように意識してください。
注意点は、部下が言いづらい内容を話すことです。
「恋人はいるの?」「どこに住んでいるの?」など、プライベートに踏み込んだ質問に
答えたくない部下もいるので、このような質問はしないでください。
もちろん下ネタもNGです。また嫌われてしまいます。
まとめ
嫌われる上司の特徴6選と、部下から好かれるための改善策を解説しました。
嫌われる上司の特徴は、気が強くて高圧的、機嫌悪いと職場をピリピリさせてしまうな人です。
周りから指摘を受けることもないので、自分の態度が迷惑だと気づきません。
態度を改めない上司に対し、部下はストレスや疲れを感じて辞めていきます。
退職が続くと、上司は部下の管理ができていないと見なされ、役職から外されることがあります。(かつて店長から外された上司がいました)
そうならないために、部下から好かれるような上司になり、職場のみんなが働きやすい環境にしましょう。
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